部屋の整理をしていたところで、いくつかの小説にまじって出てきたものです。
随分昔に読んだのですが、もう一度読みたいなあと。
この安倍公房という作家の作品はユーモアのセンスがある方ならきっとハマるはずです。たとえば「男はつらいよ」が面白いと思う方にはおすすめです。
三島由紀夫とかもまあ好きなのですが、三島由紀夫は絶対にこんな文章書かないだろっていうような文章です。この「壁」という小説は短編集でオムニバス形式のものです。
「S・カルマ氏の犯罪」:主人公の「名前」がある日突然逃亡します(笑
「バベルの塔の狸」:なんか歴史上の偉人達がなんやかんや言ってます(笑
「赤い繭」:うーんなんか記憶が薄い作品だな
「洪水」:人間が液化していく話。ノアが方舟で逃げようとするが液化人間に捕まり溺死 とかだったような(笑
「魔法のチョーク」:アルゴン君ってのが主人公。なんか川かなんかで食べ物をゲットしようとする貧しい青年で ときには友達のところにいって弁当を恵んでもらうとかそんなような描写があったような。そんな彼が魔法のチョークをゲット!書いたものが現実に出てくる!ステキ!
「事業」:なんというか、とんでも事業です。。。。
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